巨人・阿部ヘッド代行効果で最長9連勝!立岡ら〝門下生〟が躍動

2020年09月16日 22時06分

原監督と並んでファンに帽子を振る阿部ヘッドコーチ代行

 まさに「阿部効果」だ! 首位独走中の巨人が16日の阪神戦(東京ドーム)に辛勝し、今季最長の9連勝。貯金も最多更新の25、マジックを「35」に減らした。

 この日はアクシデントから始まった。主将・坂本は「軽い体調不良」、主砲・岡本は「軽い腰痛」で試合前の全体練習から姿を見せず欠場。さらに元木ヘッドコーチが虫垂炎で入院し、急きょ、二軍から阿部二軍監督が「ヘッド代行」としてベンチ入りした。坂本、岡本の穴を埋めるべくGの「90代4番」に入ったのは丸だったが、試合の行方を決めたのは〝阿部門下生〟だった。

 原監督は12日に一軍に昇格した立岡、13日に昇格した田中俊を下位打線に起用。阿部ヘッド代行としては、最近までファームでしごいてきた2人だが、両軍無得点の2回一死走者なしから、まずは田中俊が阪神・青柳の初球を右翼スタンド上段に叩き込む1号ソロで先制だ。

「ファームでは阿部二軍監督から『小さくなるな。本塁打を狙うぐらい思い切ってスイングしろ』と指導していただきました。最高の結果になってくれてうれしい」とコメントを残せば、今度は4回一死から右翼線二塁打の田中俊を二塁に置いた場面で立岡が今季初安打初打点となる中前適時打を放ち加点した。

 そして5回無死一、三塁から若林、田中俊が連続タイムリーを放ち2点を追加すると、なおも無死一、二塁で立岡が右翼スタンドに1号3ラン。終盤に阪神も必死の追い上げを見せたが、7―6で逃げ切った。

 試合前、阿部ヘッド代行は円陣で「普段出ていない人にはチャンス。また使ってもらえるよう、いい印象をつけて」などと猛ゲキを飛ばしたが、その通りになるのだから頼もしい。政界の〝アベ〟はこの日首相の座を退いたが、こちらの〝アベ〟は一軍ベンチ入り早々の好発進。主将&4番が不在でもこの強さだ。もはや誰にも止められない。