西武のドラフト2位ルーキー・浜屋将太投手(21)が16日のロッテ戦(メットライフ)にプロ入り初先発。6回打者22人に対し、92球を投げ4安打1失点で初勝利を挙げた。

 立ち上がりから浜屋はテンポよく最速146キロの直球にチェンジアップ、フォーク、スライダー、カーブを交えロッテ打線を抑えていった。6回、加藤にこの日初めてとなる長打(二塁打)を打たれ、中村の左前適時打で1点を許したものの、それ以外は危なげない投球内容。初先発としては十分な仕事を果たした。

 6回を投げ終えたところで辻監督に好投をねぎらわれた浜屋は「今日は初先発ということで緊張しました。昨日も実はあまり眠れなかった。今日は柘植がすごくいいリードをしてくれたと思います。(ストレートは)もう少しアベレージ(速い球速)が出ればいいですが、相手打者を差し込むことができたところもありましたし、球の走り自体は良かったのかと思います。(5回は)まずはあの回をしっかり抑えて、チームにいい流れを呼び込めたらと思って投げました」と初めての先発投球を振り返った。