ロッテ・澤村 移籍後圧巻の投球で「カムバック賞」はあるか

2020年09月16日 11時00分

新天地で生まれ変わった姿を見せる澤村

 今後の活躍次第ではタイトルも視野に入ってくるか。7日に巨人から電撃トレードでロッテに加入した澤村拓一投手(32)が、移籍後2試合の登板で見せた圧巻の投球はロッテファンだけでなく、球界全体を驚がくさせた。

 ここ数年、巨人では制球難で精彩を欠き、今季も開幕直後から不安定な投球を続け、7月末に二軍落ち。それどころか深刻な不振の影響で三軍落ちという屈辱も味わった。そんな右腕が新天地への移籍で一変。全盛期をほうふつとさせる投球を取り戻したのだから、野球ファンならずともこの澤村の逆転人生には興味が尽きないだろう。

 そんな逆境をはね返した男だけに、このまま活躍を続けロッテを優勝に導けば「あの賞」の可能性が浮上してくる。それが日本野球機構(NPB)のタイトルの一つである「カムバック賞」だ。

 本来同賞は長期のケガや故障から復活した選手に贈られるもの。一見すれば、澤村には無縁な気もするが、長期の不調や不振から復活した場合も選出されることがある。澤村の状態が「長期不振」と言えるかは微妙だが、印象度から見れば選考対象に挙がってくる可能性はある。

 同賞は2018年に当時中日に在籍していた松坂大輔投手(40)がシーズン6勝を挙げて獲得しているが、パ・リーグでは01年に脳腫瘍から復活した盛田幸妃投手(当時近鉄)が選出されて以降、受賞者が出ていない。

あるか それでもどん底から這い上がり、今やチームの救世主になりつつある不屈の魂を持つ剛腕のこと。今後のチームへの貢献度や活躍次第では何が起こるかわからない。