弱音一切なし! 西武・スパンジェンバーグ〝侍魂〟で逆転2ラン「残りの試合も問題ない」

2020年09月15日 22時22分

8回、逆転2ランを放つ西武・スパンジェンバーグ

 西武のコーリー・スパンジェンバーグ外野手(29)がその〝侍魂〟で苦しいチームをけん引している。

 15日のロッテ戦(メットライフ)に4―3と逆転勝ちを収め、2位ロッテとの対戦成績を10勝5敗とした西武。勝利の立役者は、3打席連続三振から1点を追う8回二死三塁の場面で逆転11号2ランを放ったスパンジェンバーグだった。

 11日のソフトバンク戦(ペイペイ)で右内転筋に張りを覚え、2試合を欠場。万全でない中、3試合ぶりにスタメン復帰し、土壇場の8回にチームを救う大仕事を果たした。

 スパンジーは「チームメートがつないでくれたチャンス。ゾーンの球を積極的に打ちに行った。今はいい状態で試合に入っている。残りの試合も問題はない」とコメント。まだ万全ではない右足の状態と、第2打席に右足を襲った新たな自打球による〝痛み〟をおくびにも出さず淡々と試合を振り返った。

 辻監督はそんな優良助っ人に賛辞を惜しまなかった。

「打撃の状態は良くなってきた。日本の野球にも慣れてきて、ツボにくればどこにでもホームランできるだけのパワーも持っている。本人は痛いのかゆいの言わない選手だけど、あれだけの自打球を当ててもそれを見せない。(右内転筋も)まだ完全じゃないかもしれないけど、それでもこれだけできるんだから大丈夫だと思います」

 信条は常に全力疾走、そしてプレー・ハード。決して弱みを見せない侍助っ人は「長いシーズン、全ての試合を100%で臨むのは難しい。その中でその時々の正しい判断をして、自分の状態をどうするべきか相談して判断している。(打撃面は)慣れが一番大きい。(日本人投手との)対戦が増えてきて、どういう風に攻めてくるのかの情報が増えてきたので、よりいい結果が増えている」と日本野球へのアジャストを語った。

 チームの状況が依然厳しい中で、スパンジェンバーグのこの姿勢が今は西武の希望となっている。