〝悩める守護神〟DeNA・山崎に二軍「放牧」のススメ

2020年09月14日 13時12分

絶不調にあえぐ山崎康晃

 長いトンネルの出口が見えてこない。「小さな大魔神」ことDeNA・山崎康晃投手(27)が絶不調にあえいでいる。

 プロ入りから6年連続で守護神の座を務めてきたが、今季は開幕から12試合目の時点でリーグトップの6セーブを挙げるも早々に3敗を喫するなど安定感を欠き、中継ぎへ配置転換。その後も要所を締められず失点するケースが目立つ。

 ここまで31試合に登板し0勝3敗8ホールド6セーブで防御率5・90。直近の10日の阪神戦(横浜)では1点ビハインドのマウンドながら糸井にフェンス直撃の二塁打を浴び、振り逃げが絡んで走者を三進させると、犠飛で失点(自責は0点)した。

 悩める右腕について、ラミレス監督は「彼の存在は大きく、優勝するためには絶対的に必要な存在なことは変わらない。復調してくれるまでしっかりやってほしい」と一軍に残す方針を変えるつもりはないようだ。しかし、球団周辺からは「今のままでは康晃にとってもチームにとっても良くないのではないか」との声が出ており、その中にはファームでのリフレッシュ調整を求める意見もある。

「彼は長きにわたってストッパーとしてプライドを持って投げてきた。いくら配置転換でもビハインドの場面で投げさせられたりしていては気持ちの切り替えも難しいし、逆に萎えてしまうのではないか。1回思い切って一軍を離れて精神をリセットし、少し時間を置いて再び守護神として帰って来てもらったほうがいい。もしチームが巨人と最終決戦にもつれ込むような展開になって、そのタイミングで彼が抑えるなら最高のシナリオだ」(球団関係者)

 しかし、チームは今季6戦全勝と得意にしていた本拠地・横浜スタジアムでの中日3連戦に1勝2敗で負け越し。首位巨人とは11ゲーム差まで開いた。山崎復活を待つ猶予もなくなりつつある。