崖っ縁西武が1ー0の勝利 2番手捕手・岡田の好リード光る

2020年09月13日 17時17分

スタメンマスクをかぶった岡田雅利捕手、右は甲斐

 追い込まれた西武が13日のソフトバンク戦(ペイペイ)を1―0で逃げ切り一矢を報いた。

 負ければ自力優勝の可能性が消滅する崖っ縁の一戦で踏みとどまった勝因は、外崎の先頭打者弾による1点を守り切った2年目・松本の7回無失点投球。強力ソフトバンク打線に7安打を許しながら要所で粘りホームを踏ませなかった。

 チームにとって重要な一戦で勝利投手となり3勝目を挙げた松本は「(7回の二死満塁は)気持ちで負けないように投げ切りました。序盤から飛ばしていって7回をしっかり投げ切れたのは自信になる」と投球を振り返った。

 そして、松本のこの好投を引き出し平良、増田の計3投手をリードしたのが主戦捕手・森に代わってスタメンマスクをかぶった同期入団の〝ベテラン捕手〟岡田雅利捕手(31)のインサイドワークでもあった。

 常にリードで投手と〝会話〟を交わしながら相手打者の微妙な変化に目を光らせ、時にその狙いの裏をかく配球で松本のテンポを作っていった。

 ピンチの場面では高低だけは間違わないように、とミットの動作でアクセントをつける細心のケア。守護神・増田が背負った9回一死二、三塁のピンチでも冷静さを失わず、かつ増田をマウンドで孤立させることもなく声やジェスチャーでもり立てていた姿が印象的だった。

 守っていても悲愴感たっぷりな今の森にはないこれぞキャッチャー、これぞリードという地味な大仕事だった。