能見“専属ネイリスト”採用か

2013年12月25日 16時00分

爪のアクシデントのため無念の3回降板となった能見(10月1日、中日戦)
爪のアクシデントのため無念の3回降板となった能見(10月1日、中日戦)

 阪神・能見篤史投手(34)が大阪市内のホテルで開催された球団公式ファンクラブのクリスマスイベントに参加。今季、リーグトップの6完投を記録したエースは来季に向けて完投数をさらに増やすことを誓った。そんな中、球団では能見フル回転の鍵は“爪”にあると考えており「専属ネイリスト」の採用を勧めている。

 

 熱心な虎ファンとのクリスマスパーティーを楽しんだ能見は来季に向けて「最低でも今年と同じぐらいの完投はしたい。心の中ではもっと上を目指しているけどね」と力強く話した。投手陣の大黒柱として勝ち星量産はもちろんリリーフ陣の負担を減らすため1イニングでも長くマウンドに立つことでチームに貢献するつもりだ。その能見に球団から一つの提案が出されている。チーム関係者は「能見にシーズンを通して頑張ってもらうためには爪のケアが大事になる。今季も2度、爪のアクシデントで一軍登録を外れている。爪を割ってしまうと伸びるのを待たないといけないから、意外に時間がかかる。専属ネイリストという形でしっかり手入れすることも考えた方がいい」と指摘する。

 

 今季は4月16日の巨人戦で左手中指の爪を割った影響で4月下旬に一軍登録を抹消。10月1日の中日戦でも爪で左手薬指を傷つけて3回で降板し、これが今季最後の登板となってしまった。

 

 あるコーチは「今年、WBCに出場して違うボールを使ったことで微妙に指先の力の入れ方が変わった。直球をはじめボールのキレが良くなるという大きなプラスもあったんだけど、爪にも負担がかかるようになった。WBCでレベルアップして戻ってきただけに爪のアクシデントがなければ、もっと勝ち星が増えた」と分析。今季の能見は11勝だったが、爪の状態さえ良ければ、さらなる勝利数が見込めると計算している。リーグ優勝のためにはエースが勝ち続けることが重要。それだけに能見の爪に注目が集まっているのだ。

 

 球団関係者が「新庄(剛志氏)が専属ネイリストをキャンプにも呼んで、補強のためのマニキュアを塗ってもらうなど手入れしていたこともあった」と説明するように前例もある。磨き上げた“エースの爪”が9年ぶりVの切り札になるかもしれない。