ソフトバンク・松田宣 不振でチラつく二軍落ち…工藤監督「沈んでいる顔は見たくない」

2020年09月12日 05時15分

ベンチスタートが続くソフトバンク・松田宣(右)

 ソフトバンクの松田宣浩内野手(37)が苦しんでいる。長年にわたり不動の三塁手だったが、11日の西武戦(ペイペイ)で3試合連続のスタメン落ち。前日10日の楽天戦(楽天生命)で連続試合出場が815でストップしており、2戦連続での試合不出場となった。

 今季は打撃の調子が上がらずに打率2割1分3厘、7本塁打、26打点。3戦とも強打の助っ人・グラシアルが代わりに三塁を守った。このまま二軍降格となる可能性もあるのか。ケガではない二軍落ちとなれば、2年目の2007年以来、13年ぶりとなるが――。

 現状、首脳陣は何とか〝再生策〟を施しての復調を期待している。きっかけ一つで調子が一気に好転するタイプとも見られているため、当面は好相性の投手に対して起用。復活を模索するという。工藤監督は「彼はチームの元気印ですから。彼が元気か元気でないかでチームの雰囲気も変わる。彼自身が調子を上げてもらうのが一番ですから」と話す。

 とはいえ、それでも打撃が上向かなければ、非情の決断をせざるをえなくもなる。指揮官は「ずっと出てチームのために頑張ってくれた選手。僕は心の底から『マッチ(松田宣)頼む! 早く良くなってくれ!』と願うばかりなんです。あいつが沈んでいる顔は見たくない。必要な選手なので」と思いを口にした。

 出番がない中でもベンチから声を響かせたり、試合前の円陣で声出し役を指名し盛り上げたりと、これまでと何一つ変わらない姿を見せている熱男。振り返れば2018年も50試合を終えた時点で打率2割と苦しんだが、初のベンチスタートとなった翌試合から打撃を急激に復調させて最終的に32本塁打を放ったことがあった。

 再び逆境を力に変えられるか…。