ロッテ・澤村の株がストップ高! 益田との〝W守護神構想〟が急浮上

2020年09月12日 05時15分

1イニングを無失点に封じた澤村。評価はうなぎ上りだ

 今月7日の電撃トレードでロッテ入りした澤村拓一投手(32)の評価がチーム内外でうなぎ上りだ。

 当初、課題の制球難克服に時間を要するとも思われたが、移籍後初登板となった8日の日本ハム戦でいきなり1回を三者連続三振。新天地での最高のデビューを飾ると、2度目の登板となった11日オリックス戦では、2点リードの8回無死二塁の場面から後続を3人でピシャリ。全盛期をほうふつとさせる完璧な投球を披露すると、本拠地ファンから大歓声を浴びた。

 これで2試合連続ホールドを記録。戦力として使えるメドが立ち、周囲の期待は高まるばかり。当の本人も投球に自信を取り戻しつつある。そんな好状況だけに、ロッテ首脳陣も澤村に対して新たな起用法を模索しており、それがチームの守護神・益田との「ダブルストッパー」構想だ。

 ロッテは今季開幕から救援陣の登板過多を避けるため、投手の連投は基本的に2連投までに制限。9月に入って益田が初めて3連投を解禁したが、あくまで例外的な措置だった。ただ、今後はリーグ優勝に向けさらなる厳しい戦いが予想され、中継ぎの負担も今以上に重くなる。

 そこで「7回唐川、8回ハーマン、9回益田」というこれまでの勝利の方程式を分散。「ハーマン―益田」と「唐川―澤村」で過酷なシーズン終盤に備えるプランが着々と練られている。当然、その場合は過去にセーブ王の実績(2016年)がある澤村が、2人目の守護神役に抜てきされる可能性が高いというのだ。

「今までだと仮に3連戦の最初の2試合で勝ちパターンを使って連勝しても、3試合目は3人以外の中継ぎ投手でつなぐしかなかった。でも澤村の加入により、ブルペン陣の厚みが出たことで継投のバリエーションが増えた。もちろん、澤村は抑えの実績が抜群。これからは益田が連投で登板できない時の『第2守護神』としてフル稼働もありえる」とはチーム関係者。

 ロッテ加入直後は誰もが活躍に疑心暗鬼だったが、今やチームの屋台骨を支えるまでに信頼を得た。11日の試合後にも「投手が粘って野手が援護してくれる。こういう試合を勝てたのは大きい。自分は行けと言われたら行ける準備をしていた。マウンドではただ思い切り投げるだけです」と真摯に語った澤村だけに…。ロッテの救世主になる日は近い。