澤村獲得のロッテに追加トレード浮上!田村離脱で巨人・小林に熱視線

2020年09月11日 05時15分

ロッテ・澤村と巨人・小林

 電撃トレードで巨人から澤村拓一投手(32)を獲得したロッテに「さらなるトレード」がささやかれている。チームは現在、ソフトバンクと激しい首位争いをしている最中だが、ここへきて正捕手の田村龍弘(26)が骨折で長期離脱の可能性も出てきた。今後は再度の緊急補強で捕手を探していくことになるが、そこで注目されているのが巨人時代、澤村の女房役でもあった小林誠司捕手(31)。チーム内では早くも〝小林待望論〟が湧き上がっている。

「緊急事態に陥っているだけに無理を承知で巨人はもう一人くれないか…」

 パ・リーグでシ烈な首位争いを演じるロッテ関係者からこんな声が漏れ始めている。チームの正捕手・田村が9日の日本ハム戦で金子から右手人さし指に死球を受け骨折(右手第2指末節骨剝離骨折)。長期離脱の可能性も出てきた。

 10日に球団から発表された田村の診断結果では全治こそ不明も、人さし指先端付近の剝離骨折となればスローイングにも支障が及ぶ。リハビリ期間を含めればシーズン中に復帰できるかも微妙なところだ。

 チームは同日、田村の離脱を受け、プロ10年目の江村直也捕手(28)を二軍から緊急招集。今後は5年目の柿沼友哉捕手(27)、ルーキーの佐藤都志也捕手(22)を含めた3人で田村の穴埋めをしていく方針だが、首位ソフトバンクに肉薄するシーズン中盤のこの時期に正捕手の長期離脱は痛すぎる。チームへの影響も計り知れない。そこでにわかにロッテ関係者の間で湧き上がっているのが巨人・小林の獲得待望論だ。

 今季の小林は6月21日の阪神戦で左腕に死球を受け、骨折。その後、ファームでのリハビリを経て現在一軍復帰を目指し二軍戦に出場している。だが、周知のとおり巨人の正捕手は大城とベテラン炭谷が健在。第3捕手は岸田が務めており、この布陣で独走態勢を固めている。

 原監督は小林について、8月27日に「小林? そう。まあ今のところ大丈夫。いい調整をしてもらってね。岸田も頑張っているし、まあ(炭谷)銀ちゃんもね、頑張ってる」と話すなど、当面一軍から声がかかる可能性は低そう。そんな不遇な状況をロッテ関係者も把握しているだけに「それなら正捕手不在になったウチに…」と願望を込めながら小林の動向をうかがっているのだ。

 もっとも、小林は2013年のドラフト1位捕手。澤村に続き、小林までも…となれば周囲に与える衝撃は大きい。ただ、巨人とは太いパイプができつつあり、今回の澤村のトレードも、球界内外で好意的なとらえ方をされている。それだけにロッテが将来有望な若手選手を差し出せば、巨人と小林の契約内容しだいで交渉の余地はある。

 ロッテの松本尚樹球団本部長も9日の囲み取材の中で今後の補強について言及。「(支配下登録選手は現時点で上限70人のところ)今69ですよね。(今後の補強は)わからないです。最後まで(可能性が)ゼロではないです」とさらなる補強に含みを持たせていた。

 フロント、現場が一丸となってリーグ優勝を狙う今季のロッテ。田村離脱をプラスに変える秘策は実現するか。