巨人が今季4度目ドローも余裕の小休止? 原監督の〝神様・川上超え〟お預け

2020年09月10日 21時46分

サバサバとした表情で球場を引き上げる巨人・原監督(中)

 負けないだけ「余裕の小休止」といったところか…。首位独走中の巨人が10日の中日戦(ナゴヤドーム)を延長10回2―2の引き分けで終えた。

 試合は先発した新助っ人のエンジェル・サンチェス投手(30)が7回1失点と粘りの投球を披露した。今季5勝目をかけたマウンドに向け「自分の持っているものを出せたらいいね。体も心の状態もすごくいい。万全な状態で臨みたい」とコメント。ただ、毎回走者を出すこともあり、村田善ブルペンコーチも「球の勢いはある。少しアバウトな部分はあるので、回を増すごとに修正して、大事なところは丁寧に攻めてほしい」と不安げではあったが、その言葉通り徐々に立て直した。

 唯一悔やまれたのが4回だ。先頭のアルモンテに右翼線二塁打。続くビシエド、高橋と打ち取って二死三塁までこぎつけたが、6番・平田に高めに浮いた151キロの外角直球を奇麗に流し打たれた。与えてはいけない先制点となった。

 打線も中日先発・福谷の前に苦しんだ。「死球で崩れるタイプではないので、ストライクゾーンを積極的に打ちにいってほしい」(吉村作戦コーチ)とうながすも、1点ビハインドの5回には無死二塁、7回の一死一塁のチャンスをつぶし、重苦しい空気に…。

 そうした苦境の中、8回、先頭の丸、ウィーラーの連打で無死一、二塁とすると、ここ3試合で10打数7安打と好調な7番・吉川尚が初球の外角ツーシームを力強いスイングで右中間へ。これで2者が生還し、逆転に成功した。普通ならイケイケムードとなるが、そううまくはいかない。その裏に2番手の中川が誤算で一死満塁、高橋の遊ゴロ間で同点に追いつかれた。


 試合はそのまま延長戦に入り結局、今季4度目のドロー。前日、川上哲治氏の球団監督通算勝利数「1066」に並んだ原辰徳監督(62)にとっては〝小休止〟といったところか。試練の13連戦の9戦(1試合中止)を終え、7勝1敗1分けで乗り切った原巨人。揚々と本拠地へ帰り、最後の3連戦に臨む。