日本ハムの中田翔内野手(31)が10日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に「4番・DH」で先発出場。初回一死二塁の第1打席で、通算250号となる今季24号2ランを放った。同記録は史上64人目の達成。2010年7月20日のロッテ戦で大嶺祐から放った初本塁打から、約10年での達成となった。

 相手先発・岩下が外角に投じた3球目、143キロの直球を完ぺきに捉え、打球はぐんぐん伸びて右翼スタンドへ。ベンチに戻り、ナインからの温かい祝福を受けた。

 通算250号達成の記念パネルを受け取ると、中継カメラに向け、なぜか後輩・杉谷と共に掲げてカメラ目線。両軍のファンから大きな拍手が送られていた。

 記念すべき一発を放った中田は「打ったのは真っ直ぐ。昨日は風にやられ、今日は風に助けられました。(通算250号本塁打について)本当は札幌ドームのファンの前で打ちたかったけど、ここにもたくさんファンの方が来てくれているし、いろんなボードを掲げてくれているのが見えていたしね、本当に感謝しかないです。(ゲームの)早い段階で打てて良かった。ここから追加点も取ってチームが勝てるように頑張ります」と感謝の言葉を口にした。