巨人・坂本勇人内野手(31)が9日の中日戦(ナゴヤドーム)で自身初となる3打席連続本塁打を放ち、原辰徳監督(62)に監督通算勝利数で川上哲治監督に並ぶ球団最多の1066勝目をプレゼントした。

 3回に12号2ラン、6回に13号ソロ、7回に14号ソロと3連発。試合後は「ボクが19歳から偉大な監督の下でプレーできていることを、とてもうれしく思います」と指揮官への感謝を述べると「個人的にももちろんうれしいですし、何よりもチームが最後ああやって粘って守り切れたというのが良かったです」と主将として喜んだ。

 プロ2年目の2008年に開幕スタメンに抜てきしてくれた「恩師」が原監督だった。「そういう監督の下で長く一緒にプレーできているということは本当に財産だと思いますし、本当にすごいなというところをたくさん見てきているので、光栄だなと思いながら今後もやりたいなと思います」と背番号6は決意を新たにしていた。

 原監督は「いや見事でしたね。ほんともう。見事な打球ですね」と“愛弟子”の祝砲3連発に脱帽。ナゴヤドーム史上初となる1人3発に「一番出づらいという球場だろうね」と最敬礼だった。