高橋光成〝ノーヒッター未遂〟の1安打完封!今季は〝投の西武〟が奇跡起こすか

2020年09月09日 05時15分

1安打完封を成し遂げ岡田と抱き合って喜んだ高橋光

 西武のミラクルV3はまさかの投手力によるものかもしれない。8日のオリックス戦(メットライフ)に2―0で勝ち、借金を3とし首位・ソフトバンクとの7・5ゲーム差をキープした。

 1週間前のロッテ戦で7回一死までノーヒッターを演じた6年目・高橋光成投手(23)が2週連続の快投で今度は無安打無失点投球を8回まで継続。9回の先頭打者、代打・西野に初安打を許したものの1安打完封勝利で今季67試合目にしてチームの初完投投手となった。

 西武史上4人目のノーヒッターに「あと3アウト」まで迫った高橋光は「悔しいようなうれしい感じ。西口さんにはマウンドでも『2アウトまで行けよ!』と言われて、それで気持ちが和んで切り替えていけた。でも、あそこで点を取られて勝つのと、ゼロで勝つのとでは意味合いが全然違う。今日みたいなピッチングがずっとできるようにしていきたい」と打たれた後の投球を自画自賛した。

 前回の投球から「すべての打者、すべての球を全力で投げてしまう」力投型の悪癖から脱却し〝脱力投法〟のコツをつかんだ様子で、辻監督は「前回のロッテ戦からリラックスして力みを感じなくても150キロの球があってフォーク、カットとの組み合わせがコントロールよく投げれるようになってきたのかな」と、一つ上のステージに登りかけている背番号13に大きな期待を寄せている。

 チームは残り53試合で7・5ゲーム差をまくるミラクルに挑んでいる最中。〝森山外源〟の同時不振から打線に本来の迫力がない今季、覚醒しかけている高橋光と、獅子デビュー2戦でいずれも好投が続く内海、ノリンの2枚左腕の三本の矢を中心に復調途上にあるニール、安定感の出てきた2年目・松本を含めた先発陣の奮闘が目についてきた。打の西武が思わぬ形で巻き返しの態勢を整えつつある。