虎のエース・能見 複数年契約拒否

2013年12月19日 11時00分

会見で笑顔を見せる能見
会見で笑顔を見せる能見

 阪神のエース・能見が18日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万円増の年俸1億5000万円の単年契約でサインした。阪神は全選手が契約更改を終えた。

 

 能見は順調なら来年、国内FA権を取得する。球団側は流出を阻止したいと考えており、事前に行われた下交渉では複数年契約を提示したとみられる。

 

 ところが本交渉で結んだ契約期間は1年だった。球団側が複数年の提示を取り消したとは考えにくい。エースはFAについて「何も考えていない」としたが、権利の行使を視野にいれている可能性は高い。

 

 能見は今季、先発の軸として28試合に登板し、11勝7敗、防御率2・69の好成績をマーク。チームの2位躍進の原動力となった。またセ・リーグを代表するエースとしてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも初選出された。

 

 これらの活躍を評価されての3000万円アップには「いい評価をしてもらえていると感じました」と笑みを浮かべた。ところが今年のチームの戦いについて聞かれると柔和な表情は一転厳しくなり「「前半までは順調にいっていたが後半にああいうふうに(失速して)後味が悪い。非常に悔しいシーズンでした」

 

 2位になったとはいえ、優勝した巨人には12・5ゲーム差をつけられ、クライマックスシリーズでは3位の広島に敗れ、ファーストステージで敗退した。この悔しさを繰り返さないためにも「全体的にいい方向に向かっていかなければいけない。選手としてどうしなければいけないのか、思うことがあるのでキャプテンの鳥谷と相談しながらいい方向に向かっていけるようにやっていく」と力を込めた。

 

「自分がしっかりと先頭に立ってやらないといけない」と、来季への意気込みを口にした能見。リーグ制覇と日本一の向こう側に何を見据えているのか。気になるところだ。(金額は推定)