元プロ野球選手の上原浩治氏(45)が7日、NPBが「田沢ルール」の撤廃が決めたことをツイッターで歓迎。自身と同じく米大リーグ・レッドソックスなどで活躍した田沢純一投手(34)にエールを送った。
 
 2013年にレンジャーズからレッドソックスに移籍した上原氏は、先に入団していた田沢とチームメートに。2016年に退団するまで、ともにリリーフ投手としてチームを支えた。そんな経緯もあり「BCリーグ埼玉、田澤選手 ルール撤廃…よかったやんかぁ」と田沢を祝福。その上で「でも、だからと言ってドラフトされる保証はないから頑張ってよ」とNPB入りへエールを送った。

 田沢は2008年11月のドラフト会議で1位指名候補だったが、国内球団ではなくレッドソックスと直接契約。この事件によって日本プロ野球界の空洞化を懸念する声が高まり、ドラフト会議での指名を拒否して海外球団と契約した選手が日本に戻っても一定期間(大卒・社会人は2年間、高卒選手は3年間)はプロ野球球団と契約できない「田沢ルール」が申し合わせとして定められていた。

 ようやくルールは撤廃となったが、上原氏は「(日本から)直接アメリカにいく選手が増えるかもしれないけど、新たなルールを日米間で作るべきでは??と思う今日この頃…」と、今後の球界を案じた。