終盤の入り口でつまずくソフトバンク ロッテ戦で顔を見せる〝魔のイニング〟実に6試合連続失点中

2020年09月05日 22時55分

5日のロッテ戦、ソフトバンク7回のピンチは松田宣(右)の失策から始まった

 首位ソフトバンクは5日のロッテ戦(ペイペイドーム)に4―5で競り負けた。前夜と同様7回に3点を奪われて2試合連続の逆転負け。本拠地で早々に今カードの負け越しが決まり、2位につけるライバルとのゲーム差は1・5に縮まった。昨季8勝17敗と大きく負け越した宿敵に、今季もここまで3勝7敗1分けと苦戦が続いている。

 ソフトバンクにとっては、ロッテ戦で〝魔の7回〟がよく顔をのぞかせる。この日も昨年まで7年連続ゴールデングラブ賞の名手・松田宣浩内野手(37)が、先頭打者の三塁へのゴロを取り損ねる失策。これを起点にピンチが拡大すると一死二、三塁から中村奨の左翼ポール際への打球がウォーニングゾーンにポトリと落ちた。打球が高く舞い上がった分、左翼手のグラシアルが落下地点に追いつくと見たファンも多かったのか、逆転の2点打に球場内からはどよめきが起きた。

 結果的にこれまで同様〝魔の7回〟の失点シーンだった。先月下旬に千葉で6連戦を戦い、今回の3連戦と3週間で9試合が行われている首位攻防戦。5日までの8試合中、ホークスは実に7試合で7回に失点している。内訳は3、0、2、2、2、1、3、3で6試合連続失点中。半分の4試合が逆転負けだ。

 追撃、同点、逆転…、終盤の入り口で宿敵を勢いづかせる失点が続く。相手は今季12球団最多21度の逆転勝ちを誇るとはいえ、これ以上「逆転のロッテ」を手助けするわけにはいかない。

 この日は守りのミスもあったが、4日のゲームは継投がうまくいかなかった。「ウチはリリーフ陣が肝。そこでしっかりと抑えられれば勝ちゲームにつなげられる。そこがうまくいかなければ負けゲームになってしまうというところはある。特徴というか、いいところだとも思っている」とは工藤監督。常勝の礎である「後ろの強さ」を取り戻すつもりだ。

 ロッテ戦は今季残り13試合。ひとまず〝魔の7回〟を6日のゲームで断ち切り、かもめアレルギーも完治させたい。