ソフトバンク〝魔の7回〟連日で逆転許す 宿敵ロッテと1・5差 工藤監督「明日切り替えてやるしかない」

2020年09月05日 20時21分

帰塁できずに併殺で倒れ、ベンチに引き上げるシフトバンク・周東(左)

 首位ソフトバンクは5日の2位ロッテ戦(ペイペイ)に4―5で競り負け。前夜に続き7回に逆転を許す連敗で開幕の同カード以来となる本拠地での負け越しとなった。昨季8勝17敗と苦汁をなめた相手に、今季も3勝7敗1分けと苦戦続き。ゲーム差は1・5に縮まった。

 どうしてこうもロッテ戦は向かい風なのか。暗転したのは4―2の7回の守りだ。先頭・加藤の三塁へのゴロを名手・松田宣がまさかのファンブルをきっかけに連打で1点差に迫られる。さらに一死二、三塁で中村奨の打球は左翼ポール際への飛球。これがウォーニンゾーンにポトリと落ちる。打球が高く舞い上がった分、グラシアルが落下地点に追いつくと思ったファンも多かったのだろう。逆転の2点打に球場内からはどよめきが起きた。

 その直前の6回に打線は執念の攻撃。牧原、柳田が全力疾走で泥臭く内野安打をつかむと、打棒好調のグラシアルが同点適時打を放つ。さらに二ゴロの間に三走・柳田が相手守備の隙をついて本塁へヘッドスライディングで生還する「流れ」で逆転に成功していた。それだけに〝魔の7回〟さえなければ…。

 9回一死三塁と同点の好機では代打・川島の痛烈な打球が正面を突き二直。ギャンブルスタートを切った三走・周東が帰塁できず、併殺と不運な形で終戦となった。

 試合後「投手も一生懸命投げているし、野手も一生懸命守っている。また明日切り替えてやるしかない」と努めて前を向いた工藤監督。このまま宿敵にやられっぱなしじゃ、常勝の格好がつかない。