ペイペイドームが凍りつく…ソフトバンク・武田に痛烈打球直撃 うずくまり緊急降板

2020年09月05日 16時30分

グラウンドにうずくまるソフトバンク・武田

 ソフトバンク―ロッテ戦(5日、ペイペイドーム)で痛烈な打球が投手を強襲し、球場中が悲鳴に包まれるシーンがあった。

 5回表一死一、二塁。マウンドにはソフトバンク先発・武田翔太投手(27)、打席にはロッテの5番・中村奨が入った。8球目147キロの真っすぐを打ち返した打球が武田のみぞおち付近を強襲。あまりに痛烈な当たりが直撃して一瞬、武田はよろめくも闘争本能で前に転がったボールを捕って横手投げで一塁に送球。走者はそれぞれ進塁したが、痛みにこらえて懸命にアウトを奪った。送球後、すぐにその場で前かがみにうずくまった右腕は左手で患部を抑えながら下を向き、息を吐きながら呼吸を整えるような様子で痛みと苦しさに耐えた。

 すぐにトレーナー、森山投手コーチ、工藤監督がマウンドに向かい、武田はしばらくして自力で立ち上がりベンチへ下がったが、工藤監督が球審に投手交代を告げた。2番手でスクランブル登板したのは、先月31日に支配下登録されたばかりの渡辺雄大投手(28)。二死二、三塁の窮地だったが、変則左腕は3球目のツーシームで佐藤を投ゴロに仕留めた。ただ、プロ2戦目が緊急登板となった渡辺雄はなぜか捕球後に本塁へ送球しようとし、すぐに甲斐が一塁送球を指示。体の向きをとっさに変えて送球し、アウトが完了すると甲斐にぺこりと頭を下げ、苦笑いを浮かべながらベンチへ戻った。