巨人・戸郷〝3匹目〟虎退治ならず「球威を意識してコース甘くなった」ワースト5失点で3敗

2020年09月04日 22時14分

浮かない表情で汗をぬぐう巨人・戸郷

 3匹目の虎退治…とはならなかった。巨人の成長株・戸郷翔征投手(20)が4日の阪神戦(甲子園)に先発し、6回途中まででプロ入り後ワーストとなる5失点、被安打10で無念の3敗目を喫した。チームも4―5で敗れ、連勝は5でストップした。

 わずかな誤差が致命傷となった。この日は立ち上がりから糸を引くような直球がシュート回転するケースが目立ち、変化球の制球もイマイチ。2回に大山に被弾した先制ソロは、外角高めに浮いたスライダーで、0ー2の6回無死二塁の場面ではまたも失投をとらえられた。サンズに投じた4球目。女房役の炭谷は内角を要求したが、直球が真ん中付近に入り、バックスクリーンへ運ばれた。この回はなおも3安打を許してリードを広げられ、マウンドを退いた。

 自身初の5連勝はならず「調子自体は悪くなかったのですが、球威を意識しすぎてその分、コースが甘くなってしまいました」と反省の弁を並べた。好調だった打線は相手先発・西勇に6回まで1安打と沈黙。ようやく7回に丸、代打・大城に適時打が飛び出し、8回、岡本の2点適時打で反撃したが、ここまでだった。

 ただ、首位の座はまだ安泰で、試練の連戦をどう乗り切るかも重要テーマ。首脳陣は選手たちの疲労に細心の注意を払い、〝積極的休養〟を取り入れている。東京からの移動試合となったこの日は試合前練習の時間を短縮し、メニューも簡略化。前日3日のDeNA戦(東京ドーム)も序盤で大量リードを奪い、4回までに坂本らをベンチに下げて結果的に温存に成功した。5日の同戦から仕切り直したいところだ。