中日・小笠原 地の利が生かせない〝ナゴヤドーム恐怖症〟の深層

2020年09月03日 06時15分

会沢に満塁弾を浴び4回途中で降板した小笠原

 どうにも地の利が生かせない。中日・小笠原慎之介投手(22)が2日の広島戦(ナゴヤドーム)に先発し、4回途中6失点KOされた。ピレラに初回先頭打者弾を浴びると次打者の菊池涼にも被弾。4回には会沢にも満塁弾を許し、今季3敗目(1勝)を喫した。

 チームは8月に本拠地負け知らずだったが、その連勝も8でストップ。小笠原は「チームに迷惑をかけて申し訳ありません」と意気消沈で、与田監督は次回登板について「それは当然考えていかないといけないところ」と二軍調整を示唆した。

 5年目になる小笠原はデビュー以来、とにかくナゴヤドームで結果が出ない。この日も含めて本拠地で27試合に登板し2勝13敗、防御率4・59。被本塁打は25本で、2017年9月19日の巨人戦で勝ち星を挙げて以来、5連敗だ。

 チーム事情に詳しい関係者は「慎之介はどう考えてもナゴヤドームで打たれすぎている。どの球場よりも広くてフェンスが高く、投手有利なはずなのに…。本拠地だと気合が入りまくって気持ちが空回りしたり、余計な力が入ってしまって制球が乱れるのかなあ。それを自分で克服しないと、せっかくいいモノを持っているのに並の投手で終わってしまう」と指摘する。

 与田監督も「打たれるのは甘いボールが多い。厳しいところに投げようとやっているとは思うけど、それができるようにバッテリーで工夫しないと」とくぎを刺した。昨年のテレビ番組では落合元監督から「中日の浮上の鍵は小笠原。潜在能力はある」とキーマンに指名されたこともあるだけに、ここは自力で〝ナゴヤドーム恐怖症〟を克服するしかない。