「全打席狙ってきた」中村紀洋のホームラン人生

2013年12月18日 11時00分

少年たちと交流した中村
楊枝秀基のワッショイ!!スポーツ見聞録
【DeNA・中村紀洋内野手(40)】

 新進のスポーツライター・楊枝秀基氏(40)がプロ野球界のいろんな話題、人などについて首を突っ込むコラム「ワッショイ!! スポーツ見聞録」(不定期連載)がスタートです。記念すべき1回目は、楊枝氏とは同い年で親友でもあるDeNA・中村紀洋内野手(40)インタビュー。来季目標から注目の“プロテクト問題”まで直球勝負で聞いた。

 ――先日(7日)ノリは少年時代に所属した大阪淀川リトルシニアの後輩たちと大阪市淀川区のIDEC株式会社で交流していた。「子供たちに夢を」というテーマで臨んだイベントだったし、少年時代の原点を思い出したのではないか

 中村:小学校4年生の時かな。(三重県)伊勢に遠征に行った時に打ったのが最初のホームランやった。9歳の時に初めてサードを守って、それから31年間、サードをやっていることになるね。

 ――来季でプロ23年目を迎える。今季は2000安打という偉業を達成したが、次の目標は

 中村:満塁ホームランを1本、打ちたい。そうすると(通算満塁本塁打記録の15本の)王さんに並ぶことができる。もし、打つことができたら、さらにもう1本打ちたいね。自分のホームラン数は868本の王さんに比べたら半分くらい(現在404本)。その中で満塁ホームランを同じ数打てたら自慢できるかなと思う。でも、難しいけどねぇ。実際にそういう場面になったら力んでしまうから(笑い)。

 ――ここまでくると、一打、一打がプロ野球の歴史に刻まれていく形になる

 中村:その一本、一本がなかなか出ないものだけどね。こればかりは相手もあることだし…。ただ、残した数字に関しては自分個人のものかもしれないけど、自分だけでやってきたこととは思っていない。満塁ホームランにしても、チームメートが出塁してくれて初めてチャンスがあるわけで、周りの力に感謝している。また、そういう周りに感謝する気持ちが「数少ないチャンスでフルスイングするんだ」という気持ちにもつながっている。

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