鷹のエース・千賀乱調でも工藤監督が続投させた理由

2020年09月01日 23時45分

6回に崩れた千賀

 首位ソフトバンクは1日のオリックス戦(京セラ)に0―4の完封負けを喫し、連勝が8で止まった。先発はエース・千賀滉大投手(27)だったが、6回に4四球を出す乱調で暗転。結局、相手エース・山本の前に打線は沈黙し、千賀が7回途中4失点で3敗目を喫した。

 5回まで被安打2、球数70と快調だった千賀は、6回に突如として乱れた。先頭から2者連続でストレートの四球。次打者の三塁線へのバントが安打となり無死満塁とすると、4番・吉田正に先制の2点打を許した。その後、二死までこぎつけたが、連続四球で押し出し。重い3失点となった。6回で100球に達していたが、右腕は次の回も続投。7回、先頭にストレートの四球を出し、二死から吉田正に適時二塁打を浴びて失点し、結局イニング途中でマウンドを降りた。

 千賀は降板後「今日のような試合展開で先制点を与えてしまったことが一番の反省点。試合を壊してしまい申し訳ない」とコメントした。

 相手も球界を代表する右腕だったが、エースを立てたゲームで大型連勝がストップしたソフトバンク。試合後、工藤監督は均衡が破れた6回の千賀の乱調について「慎重にいって四球というよりも、バランスを崩したという印象。自分で制御できていないような感じがした。ちょっとバランスを崩して、力んで感覚がずれているように映った。自分でもストライクが取りたいが、取れないという感じ」と指摘。試合が暗転したシーンに「ああいうことがないようにしてほしい」と注文をつけた。

 7回の続投について指揮官は「前の回が良くなかったので、7回は締めてほしいという思いで行ってもらった。あのまま降ろすのは…というのはあった。アイツらしい球を投げて抑えて、また良しと思って、来週につなげてほしいという思いもあるし、やっぱり彼がマウンドに上ったら、代わる時は負ける時」と意図を説明。「彼にはしっかりエースとしての責任感の中で1週間を過ごしてほしい」と次回登板に向けて改善を求めた。

 チームのV奪回へ、千賀の復調は絶対不可欠。火曜を託されるエースとして、真の姿をいち早く取り戻したいところだ。