〝火の玉ボーイ〟藤川が引退会見「前に倒れる覚悟でやってきたが…」自ら気付いた異変

2020年09月01日 15時23分

会見では涙をこらえる場面もあった

 阪神・藤川球児投手が1日、兵庫・西宮市内で引退会見を行い、タテジマへの愛着とファンへの感謝の言葉を並べた。

 今季ここまで右肩のコンディション不良に悩まされ、本来の力を出せずに苦しんでいた火の玉守護神は「6連戦すれば6試合すべてに登板できるよう準備するのが自分のモットーだったが、今季に入ってから2連投ですら『あれ?』となった。1年体が整わないのはプロ失格。前向きで倒れるという覚悟でやってきたが『いよいよきたな』と思った」と引退を決断するに至る経緯を説明した。

 チームメートのほとんどには自身が引退することを伝えていないそうで「プロである以上、ゲームがある間はチームワークが必要。でも僕、友達いないんです(笑い)。引退してから彼らと友達になれれば。(残った選手たちには)これから引退していく人間に負けないでほしい」と冗談も。

 藤川は「彼らがより強力な駒になってくれなければ巨人に勝てない。1999年に入団して優勝は2回(03年、05年)。3回目のチャンスがここにきてるわけですから。自分もあと2か月半全力で頑張りたい」と残りわずかとなった現役生活を完全燃焼で終えることを誓うと、「タイガースが父なら甲子園は母。一緒に戦ってくれたファンは自分にとって家族のようなもの。最後に優勝して皆さんに喜んでもらいたい」と力を込めた。