松坂世代がまた一人――。阪神・藤川球児投手の今季限りでの現役引退を受け、同世代の巨人・村田修一・二軍野手総合コーチ（３９）、杉内俊哉・二軍投手コーチ（３９）が、球団を通じてコメントを寄せた。

　村田コーチは「打席では必ず投げ込んでくる真っ直ぐを打つために、バットの握り方など色々と試行錯誤していました。それほど球児の真っ直ぐは脅威でした。分かっていてもドンドン真っ直ぐで攻めてくるハートの強さも凄かったです。長い間、お疲れ様でした」と幾多の対戦に思いをはせた。

　一方、藤川をして「僕らの世代で一番いい左投手。数少ない本当のプロフェッショナルの１人」と言わしめたことがある杉内コーチは「球児の真っ直ぐに負けない様に僕も参考にして取り組んでいました。メジャーや独立リーグと色々な経験をしてきた貴重な投手だった。その経験を次は野球界のために伝えていってほしいです。球児の様な真っ直ぐを投げる投手を一人でも多く作り上げて欲しいです。長い間、お疲れ様でした。まずは自分の体をいたわって下さい」とコメントした。