阪神と甲子園球場は31日、日本高野連に加盟する野球部と、軟式・硬式女子野球部の3年生部員全員に贈呈する「甲子園の土」キーホルダーを、この日から対象の学校へ発送開始したと発表した。

 また球団と甲子園球場から全国の高校3年野球部員に向けたメッセージ動画を、この日から「阪神タイガース公式YouTube」および「阪神甲子園球場公式サイト」に掲載開始した。

 発送にあたって矢野燿大監督は「高校3年生のみなさんに対して『甲子園の土』を贈らせてもらうことで、ほんの少しでも前を向き、これからの人生を歩んでいく一歩になってもらえればという願いを込めてこの土を贈らせてもらいます。共に顔張りましょう! 共に乗り越えましょう!」とコメントした。

 この企画はコロナ禍の影響で甲子園への道を閉ざされた球児たちのために、矢野監督をはじめコーチ陣、選手たちが「何か自分たちにできないか」という思いから実現。中の土は6月に監督やコーチ陣、選手らに加え球団職員や阪神園芸スタッフが直接グランドから収集した。