巨人がいい流れで中日に勝利 宮本コーチ「みんなで作品を作ろうという一体感がある」

2020年08月30日 19時40分

巨人ナインのムードは最高だ

 流れがいいのは、東京ドームの空調だけではない。巨人が30日の中日戦(東京ドーム)を3―2で辛勝。唯一、負け越していたこのカードを7勝7敗1分けとした。

 この日プロ2度目の先発だった20歳右腕・直江が4回途中1失点で降板したが、残りのイニングを大江、桜井、高梨、大竹、中川、守護神・デラロサとつなぎ1失点でしのいだ。

 6連戦最後の試合の先発に経験の浅い若手を据え、行けるところまで行かせたところでブルペン陣へとつなぎ守り切る――。こんな懐の深い投手起用ができるのも、リリーフ陣が鉄壁だからに他ならない。その理由について、宮本投手チーフコーチは、個々の技術力の高さに加え、打者への攻め方等を細かく教えた上で送り出す、村田善ブルペンコーチの〝村田塾〟の存在などを挙げたが、もう一つ、こんなエピソードも明かした。

「高梨が言ってたんだけど『楽天のブルペンと雰囲気が違う』と。みんなで一喜一憂してしまうと。点が入ったらブルペンが大騒ぎになったりだとか、みんなで野球をやってんだっていう雰囲気があるみたい。『それは(自身にとって)どうなんだよ?』と(聞いたら)『楽しいです』と。みんなで作品を作ろうっていう一体感がね。非常にいい空気が流れてるなという感じがします」

 9月1日から試練の13連戦を控える。選手起用のやりくりが一つのポイントとなるが、原監督はそこは首脳陣の仕事としつつ、こう締めくくった。「与えられた役割というものをね、しっかり選手たちは全うしてくれればそれでいいと思います」。今、チームでそれが最もできているのが、〝空調設備〟が整ったリリーフ陣と言っていい。