巨人 苦手のロドリゲス攻略で8月勝ち越し 原監督「まだまだ。それがどうした!」

2020年08月29日 19時55分

2回に勝ち越しの適時二塁打を放った巨人・坂本

「三度目の正直」で難敵攻略だ。巨人は29日の中日戦(東京ドーム)で相手先発・ロドリゲスから2回に一挙5点を挙げ、4回でKOした。

 屈辱にまみれたG打線が一気に畳みかけた。1点を先制された直後の2回だ。一死から四球と3連打で同点に追いつき、なおも満塁。序盤に訪れた大きな勝負どころで大きな風穴を開けたのは坂本勇人内野手(31)だった。縦に鋭く落ちるスライダーが外角高めに浮いたところを見逃さなかった。

 坂本自身「少しバットの先でした」と語ったが、うまくバットに乗せて中前へ運ぶさすがの技術で勝ち越しの2点適時打だ。ここで相手守備の乱れも絡んで走者全員が生還。さらに二死一、二塁の場面では岡本の左前適時打で1点を追加し、打者一巡の猛攻で大量5点を叩き出した。

 過去2度の対戦では手元で鋭く動く15キロ超の直球に加え、縦と横に大きく変化するスライダーなどに散々苦しめられた。防御率2・02に抑え込まれ、17三振。二度あることは三度ある…では王者の名がすたる。チーム一丸で意思を統一し、試合後の原辰徳監督(62)は「相手投手が非常に力のある投手ですから。『センターを中心に打ち返していこう』と。手ごわい、力のある投手を打てたというのは大きいと思いますね」とニンマリだった。

 メンバーをガラリと入れ替えた終盤も控え選手が大暴れし、12―3の圧勝。これで8月は13勝10敗1分けとなり、勝ち越しが決まった。ただ、勝ったらすぐに手綱を締め直すのが原流だ。「まだまだ。それがどうした!」と30日の同戦で2カード連続の勝ち越しへ、全力を傾ける。