阪神を悩ませる「打の主力の休ませ方問題」 9月から2度の13連戦を控え

2020年08月28日 11時00分

チーム最多37打点のサンズ

 阪神は中日に今季2度目の同一カード3連戦3連勝。2日以来の勝率5割復帰を果たした。

 そんな中、9月攻勢をかける上で懸案となりそうなのが超過密日程による「主力をいつ・どこで・誰を休ませるか」という問題だ。チームは9月1~13日、29日~10月11日までの2度の13連戦を含め、9月1日からの41日間で38試合を行う。

 27日現在、チーム最多37打点のサンズ、同2位で33打点のボーア、同3位の大山が32打点で、チームの236打点のうち中軸の3人で実に4割以上を稼ぎ出している。それだけに首脳陣からすると「極力、得点能力を下げず」が理想で「1人ずつ試合日をずらしながら」が現実的だ。

 だが今月に入り、その“代役候補”の雲行きが怪しくなった。ベテランの福留、糸井が不調に陥り、左足故障からの復帰を見込んだもう一人の助っ人・マルテが故障再発で9月上旬の復帰は絶望的。今カードでは陽川が全試合で3番を務め、26日には決勝弾を放つなど3試合で計5打点と“代役”が期待できそうなことを結果で示したが不安は尽きない。

 ライバル球団のスコアラーも「さすがにサンズやボーアの外国人勢も終盤にへばらないよう、どこかで休養日を与えると思う。大型連戦が日常茶飯のメジャーでも、この日程なら6、7試合に1日は休ませながらの起用が普通」と注視している。

 今季打線の心臓部とも言える「サンズ・大山・ボーア」の威力を極力、落とすことなく、いかに9月の連戦地獄を乗り切るか――。その先の10月以降のシーズン終盤に、もうひと勝負をかけるためにも、避けては通れない関門となりそうだ。