巨人・戸郷「負けないように頑張ります」新人王候補の広島・森下に強烈ライバル心

2020年08月27日 23時20分

今季7勝目をマークした巨人・戸郷(右)

 熱く、激しいデッドヒートに期待したい。巨人・戸郷翔征投手(20)が、広島のルーキー森下との新人王争いに闘争心をむき出しにした。

 プロ入りして初めての神宮のマウンドとなった、27日のヤクルト戦(神宮)は、3回まで70球を要するなど制球に苦しんだが、味方の攻守にわたる援護に助けられた。5回、99球を投げ無失点で降板したものの、後続がリードを守り切って5―2で勝利。7勝目(2敗)を挙げた。

 試合後「毎回毎回、野手の皆さんに助けてもらっているので、次はもっと長い回を投げて勝ちにいきたい」と語った戸郷だが、8月は4試合に先発して負けなしの4連勝。防御率は0・37と驚異の安定感だ。

 そんな右腕が掲げる目標は、ズバリ「新人王」。球団としては11年の澤村以来で、高卒から巨人入団の投手では実に37年ぶりの受賞となるが、その対抗馬となっているのが広島・森下だ。

 この日の登板でやや差をつけたものの、勝利数(戸郷7、森下5)、奪三振数(戸郷58、森下56)、イニング数(戸郷52、森下54回3分の2)と、投げるたびに抜きつ抜かれつする拮抗状態。年齢こそ3歳下の戸郷だが、プロ入りは1年先輩とあって、新人王を争うライバルへの意識は特別だ。

「ライバルとなる森下さんが(自分と)同じように勝っているので、僕も負けじと…。僕の場合は長く投げられず、野手に助けられているので、その分(森下がイニング数を)上回っているんじゃないかと思いますけど。次は負けないように頑張ります」

 好敵手の存在は自身をより高める原動力となる。ハイレベルな新人王争いに期待したいところだ。