巨人・原監督〝想定済み〟ライトゴロ完成の松原を大絶賛「満塁ホームランに値する」

2020年08月27日 23時09分

4回、迷わず一塁に送球した巨人・松原(右)

 最大級の賛辞だ。首位巨人が27日のヤクルト戦(神宮)を5―2で制し、同一カード3連勝。中でも原辰徳監督(62)が褒めちぎったのは、接戦の中でライトゴロを完成させた4年目・松原聖弥外野手(25)の好守だった。

 場面は2―0の4回二死三塁。相手打者は先発投手の高梨で、巨人ベンチはあらかじめ右翼手の松原と中堅手・丸を右翼線方向に寄せるシフトを敷いていた。そして、高梨がはじき返した打球はワンバウンドで松原のグラブへ。1点はやむなしか…。ここで松原は一塁を守る中島のミットを目がけて思いっきり右腕を振り、見事にアウトにした。

 結局、この回を無失点で切り抜けると、直後の5回の攻撃で打線が3点を挙げ、守備から流れを呼び込んだ格好だ。試合後、報道陣から松原のギリギリのプレーを問われた原監督の声もはずんだ。

「ああ、大きいね」とうなると「ビッグプレーだね。本当に満塁ホームランに値するぐらいのワンプレーですね。流れというものが、逆にこっちに来たと言うんでしょうかね」

 1点を返されて2―1となれば、試合がどちらに転ぶか分からなくなった緊迫した局面。守備位置をやや変えたのはベンチの指示であったとはいえ、後藤野手総合コーチも「あの状況で松原が一塁に対して『ライトゴロいきますよ』と伝えていたので、準備ができていた松原のファインプレーですよ」と手放しで若武者をたたえた。

 安定感ある打撃と出塁率で18日の阪神戦(東京ドーム)から9試合連続でスタメンを張る松原。ライトゴロについては「想定していました。強い打球が来たので落ち着いてイメージ通りのプレーができました」と語ったが、好守で存在感が増しつつある。