西武「8回の男」リード・ギャレット投手(27)が今月に入って2度目の救援失敗だ。

 27日の日本ハム戦(メットライフ)6―4と2点リードして迎えた8回に4番手としてマウンドに上がったギャレット。しかし、5回から平井、平良とつないで逆転に成功したこの方程式が162キロ右腕で崩れた。

 制球が定まらずいきなり先頭・渡辺にストレートの四球を与えたギャレットは、ビヤヌエバにも四球を与えて一死一、二塁から代打・王に適時打を打たれ1点差。さらに走者を溜め大田、西川に適時打を許し6―7と逆転を許した。

 先発・本田が2回までに4点を失う劣勢から、打線は4回に山川の18号2ラン、5回に栗山の逆転2点適時打、6回にルーキー・柘植のプロ1号ソロを放った。だが、逆転したその勢いが一気にしぼむセットアッパーの大乱調。ギャレットの救援失敗は23日のオリックス戦(京セラ=2/3、4安打3失点)に次ぐ今月2度目となった。