夏に強い西武がまさかの夏バテ!? 〝貯金月間〟8月負け越しの原因は…

2020年08月26日 11時00分

平井(左)の様子をチェック後、ベンチを見る西口投手コーチ(右は森)

 夏に強い西武が急失速している。

 25日の日本ハム戦(メットライフ)に3―4で敗れ、8月2度目の4連敗。8月はこれで6勝13敗1分けとなり、5試合を残して月間負け越しが決まった。借金7で首位・ソフトバンクとの差も8と開いた。残り65試合を考えると西武の3連覇は極めて難しい状況と言わざるを得ない。

 辻監督は「週の頭に投げるなら簡単に1、2回で3点というのはやっぱりこたえる。こっちの攻め方も難しくなってくるし、打つしかなくなる。7回の1点も痛かった」と先発・高橋光の立ち上がりと、勝負どころの7回に失点した2番手・平井の投球に注文をつけた。

 コロナ禍による変則日程とはいえ、近年8月は確実に貯金を稼いできた(17年4、18年5、19年7)西武だが、今季の8月は借金苦にあえいでいる。

 エース・ニールの不調、不動の1番・秋山のメジャー移籍による打線全体の構造変化など、チーム不振の理由は複合的だが、開幕から絶え間なく続く6連戦日程も、その一因としてある。

 そもそも近年の西武は先発投手陣が弱く、その不利を強力打線が異次元の得点力でカバーしてきた。しかし、今季の変則日程では、もともと完投能力のない先発陣がこれまで以上にブルペンを疲弊させており、常に追う展開の中で本来の調子もつかめない野手陣も疲労困ぱいしていく悪循環が繰り返されている。

 今季のぶっ詰まり日程自体が、超打高投低の西武向きではないのは確か。このままずるずる沈んでしまうのか…。