竜のエース・大野雄が絶賛する京田陽太の守備力「内野ゴロさえ打たせればアウトになる」

2020年08月26日 06時15分

好調中日を支える京田(右)

 中日は25日の阪神戦(甲子園)に1―5で逆転負けを喫して連勝が3でストップ。勝てば7月2日以来の借金完済だったが、勝率5割復帰はお預けとなってしまった。

 それでも、2回無死一塁でエンドランを仕掛けるなど攻撃的な采配で先制点を奪った与田監督は「結果が出ればそういうふうに見られると思うけど、やれることはいつもそうですけど、勝つためにいろいろ考えてやっているので。そこはうまくいったり、いかなかったりでね。でもそこはもう切り替えてやっていくしかないですね」と前を向いた。

 大事な阪神とのカード初戦こそ落としたが、ここから連勝すれば6カード連続勝ち越しの可能性もある。そんな好調なチームを特に守備で支えているのが京田陽太内野手(26)だ。

 今年は遊撃の守備位置がとにかく深い。そのため、三遊間や二遊間を抜かれたと思えるような打球も捕球し、平然とアウトにするケースが増えている。球団関係者は「投手陣はとにかく守備範囲が広くなった京田に対してみんな感謝しているよ。チームの防御率が飛躍的に良くなって勝ちだした要因の一つは京田のおかげとの声もあるぐらい」と指摘する。

 実際、4戦連続完投勝利を継続中のエース・大野雄は「12球団ナンバーワンの守備陣なので、内野ゴロさえ打たせればアウトになると思っている」と称賛。内野陣の要で選手会長でもある京田の守備には何度も救われた。

 しかし、深く守ることでそれだけリスクもある。別の関係者は「前に転がった弱い打球にはダッシュ力が必要だし、送球に絶対の自信がなければ怖くてあんなに後ろに下がって守れない。キャンプから相当練習してきた証拠だよ」と舌を巻く。

 昨季は守備指標に信頼性のあるUZR(アルティメット・ゾーン・レーティング)で、リーグトップの数値を誇りながらゴールデン・グラブ賞を逃し、悔しい思いをした京田。今季は現時点で遊撃でのUZRはすでにリーグトップに立っており、今後も守備でチームの勝利に貢献し、オフには堂々と念願のGG賞を獲得するつもりだ。