ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手(34)が25日のオリックス戦(ペイペイドーム)で今季初本塁打を放った。

 5回の打席で相手エース・山本の直球を完璧に捉えて、左中間スタンドのロボット応援団が陣取るエリアに運んだ。1台およそ800万円する四足歩行型ロボット「Spot(スポット)」が掲げている旗をかすめる特大の一撃だった。

 ベンチ前では恒例のボクシングパフォーマンスも披露した。「本当に懐かしかったし、やりたかったのもあった。これからもより貢献し、さらにパフォーマンス(の回数)を増やしていけるように頑張ります」。コンビで〝やられ役〟を務めている高谷と軽いハグをして喜びを爆発させた。

 この日も3安打を放ち2試合連続の猛打賞。7試合目の出場でエンジンも温まってきた。