指揮官のカミナリが利いたのか――。巨人の坂本勇人内野手(31)が25日のヤクルト戦(神宮)で、2009年から12年連続の2桁本塁打となる10号ソロを放った。0―2の3回二死走者なしから相手先発・石川が内角低めに投じた127キロのスライダーを左翼席に運んだ。

 この日の試合前時点で打率2割2分7厘。広島からの移動日となった前日24日には原監督から「やっぱり3人(坂本、丸、岡本)がやらないかんよ」とゲキが飛んでいた。1試合2本塁打した8月12日のヤクルト戦(東京ドーム)以来となる一発に、坂本は「ひと振りで仕留めることができました。どうかなという当たりでしたが、ギリギリ入ってくれて良かったです」と白い歯を見せた。