中日エース・大野雄 絶好調のワケは「暗黒時代」と「与田監督との絆」

2020年08月24日 06時15分

絶好調の中日・大野雄
絶好調の中日・大野雄

 さすがエースだ。中日・大野雄大投手(31)が23日のDeNA戦(ナゴヤドーム)で5安打完封勝ち。7月31日のヤクルト戦から4試合連続完投勝利の安定ぶりで、与田監督も「エースとしてベンチやブルペンを慌てさせない。本当にそういうピッチングができていると思います」と最上級の賛辞を贈った。

 中日は今3連戦3連勝で5カード連続の勝ち越し。2位DeNAに1ゲーム差と迫った。それでもまだ借金1。大野雄は「2位が目標じゃない。ほんまにドラゴンズはこんなもんじゃないと思うし、もっともっと上がっていって、皆さんと勝利を分かち合いたい」と意気込む。

 エースの好調ぶりには理由がある。チーム事情に詳しい関係者が言う。「大野はもともと力のある投手。メンタル面が充実していればこれぐらいの成績は残しますよ。4連勝と結果がついてきたのは監督やコーチから信頼されていると本人が感じているのが大きい」

 開幕から6戦連続で勝ち星に恵まれなかった際も、与田監督は「これまでの悪かったところをしっかり修正して投げてくれた」「今の体調とかそういうのを含めた上で、よくはやってくれていると思います」と大野雄をフォローし続けてきた。もともと意気に感じて投げるタイプで「森監督時代は当時の投手コーチともめたこともあって、楽しく野球ができていなかった。今の与田監督、阿波野投手コーチのもとでは本人も信頼に応えようと投げている」(前出関係者)。メンタル面での充実が好成績につながっているようだ。

「先週は『次(の完投)は絶対に無理だ』と思ったんですけど、自分が投げない試合で僕以外の選手たちが必死にプレーしているのを見ていたらだんだんと力が湧いてきまして『もう1回(完投)したいな』と登板前に思っていました」と大野雄。エースがこの調子なら首位の座も見えてきそうだ。

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