広島がいよいよ本領発揮だ。22日の巨人戦(マツダ)では、前夜の一戦に続きテコ入れした新打線が威力を発揮。3回に相手先発・畠の乱調に付け込み3本の適時打などで6点を挙げてビッグイニングを作ると、3回は堂林の11号2ラン、会沢の4号ソロと一発攻勢で一気に試合を決めた。

 投げては大黒柱の大瀬良が直球主体の力勝負を披露。「前回(15日の阪神戦)ふがいない投球をしてしまったので今日は勝ちたいという思いでマウンドに上がった」と8回2失点の力投で5勝目を挙げた。本拠地・マツダスタジアムでの巨人戦はこれで6勝0敗とし、右腕の不敗神話も継続となった。

 理想的な展開での連勝に佐々岡監督は「(打線は)昨日、今日とビッグイニングを作ってくれた。うちらしい点の取り方に一発もあっていい攻撃ができている」と手応え。ただ、満足する様子はない。対巨人はまだ4勝6敗1分けと負け越しているとあって「やられっぱなしだったのでやり返す。もう一つ取りにいきます」と今季初の同一カード3連勝を決める意気込みだった。