長打力不足の与田竜ショック! 来年ナゴヤD「ホームランテラス化」が暗礁

2020年08月22日 05時15分

広すぎる?ナゴヤドーム

 12球団最低のホームラン数で長打力不足に悩まされている中日だが、試練はまだまだ続きそうだ。来年導入されると見られていたナゴヤドームの「ホームランテラスプラン」が暗礁に乗り上げていることが分かった。

 本拠地のホームランテラスについては今年1月、与田監督が中日応援番組「サンデードラゴンズ」(CBC)に出演した際に言及。「今、そういう話も出ていますね。ピッチャーは大反対だろうと思う。ただ、去年もフェンスに当たって、もう少しという打球が多くあった。ホームランが増えれば、流れが変わる。それは楽しみにしてますけど」と発言したこともあって、ファンの間では2021年新設の期待が高まっていた。

 だが、本紙の取材にナゴヤドームは「まだ何も決まっていません」とコメント。中日の事情に詳しい関係者によると球団とナゴヤドームの間で来年の導入についての具体的な話し合いはまだ行われていないという。

 これはコロナ禍が大きく関係していると見られる。感染拡大の影響で3月開幕の予定が3か月遅れとなり、球団もナゴヤドームも日程の調整や感染症対策で大わらわ。さらに観客の上限5000人など厳しい制限に加え、予定されていたアーティストのコンサートやイベントも軒並み中止となった。15年に導入されたヤフオクドーム(現ペイペイドーム)のホームランテラスは総工費が数億円ともいわれている。大減収必至のナゴヤドームがスタンドを大幅に改修する余裕があるかは微妙な状況だけに、球団の内外で「この時期に具体的な話が決まっていなければ来年の導入は難しいんじゃないか」とささやかれているのだ。

 中日は21日のDeNA戦(ナゴヤドーム)に3―1で快勝し、3位に浮上。与田監督は「今日、東京からみんな移動してきたんですけど、選手も疲労感を感じさせないプレーを見せてくれてやっぱり皆さんの応援が力になったと思います」と感謝しきりだったが、ナゴヤドームのファンに豪快な一発攻勢を披露するためにはホームランテラスに頼るのではなく、長打力を磨いていくしかなさそうだ。