巨人が21日の広島戦(マツダ)でルーキー右腕・森下に8回1得点と抑え込まれ、5―7で連勝が3でストップ。原監督は悩めるキャプテン・坂本に言及した。

 試合前の打撃練習中、指揮官は坂本に助言を送った。この日は「1番・遊撃」で出場したが、森下の前に4タコ。2つの見逃し三振を喫した。

 前夜の阪神戦では全2打点を稼いだものの波に乗り切れない。8月の打率は1割7分5厘、通算2割2分3厘と冷え込んでいる。「本人はいろいろ試行錯誤しながら(練習している)。あれだけの選手でも、もがいてますよ。やっぱりバッティングっていうのは難しいものだしね。ここは何とか越えてくれないとね」と指揮官は復調を願った。

 また、この日一軍初昇格のモタが、6回の左翼守備から来日初出場。9回の初打席では四球を選び反撃につなげた。指揮官は「あのフォアボールは大きいですよね。しかも、春先もろかった変化球をちゃんとテイク(待つことが)できたっていうのは成長の跡」と2月に支配下となったドミニカンの成長にうなずいた。