FA加入のロッテ・福田秀が屈辱まみれ 井口監督〝鬼采配〟で二軍降格危機

2020年08月21日 05時15分

3バント失敗で口をすぼめるロッテ・福田秀(左)

 屈辱の起用法が発奮につながるか。打撃不振にあえぐロッテの福田秀平外野手(31)に不安の声が漏れている。

 昨オフにソフトバンクからロッテにFA移籍。開幕前からレギュラー中堅手として期待された。だが、開幕前最後の練習試合(対巨人)で死球を受け、右肩甲骨を亀裂骨折。開幕一軍に名を連ねたが、すぐに二軍でのリハビリを強いられた。

 7月下旬に一軍再昇格を果たすも打撃の調子はさっぱり。打率1割台の低迷から抜け出せず、18日からの古巣との6連戦では初戦から「幕張の新韋駄天」こと和田康士朗外野手(21)に定位置を奪われている。

 この不振に気を揉んでいるのが首脳陣だ。故障明けとはいえ、楽天から獲得した美馬とともにFAで獲得した即戦力。美馬は現在チームトップの4勝を挙げ、期待通りの働きを見せる。対照的に福田秀が低迷続きでは首位争いを演じるチームにも弾みがつかない。

 そんな空気を察知してなのだろう。井口監督は「調子のいい選手を使っていく」と今カードから〝鬼〟に徹し、初戦では福田秀を起用せず、19日は9回代走からの途中出場で打撃機会なし。20日も6回の代打からの途中出場というFAで獲得した選手とは思えない起用法で奮起を促したが、8回の好機に送りバント失敗するなど本来の力を発揮できていない。

 チームが好調のため福田秀の不調は目立っていないが、間もなく右大腿二頭筋損傷で二軍調整中の荻野貴司外野手(34)が一軍復帰する。そうなれば福田秀の二軍降格も現実味を帯びるだけに不安は尽きない。