〝房総のダル〟西武・相内が実質4度目の謹慎処分 隠されていた2年前の自損事故

2020年08月20日 18時05分

実質4度目の謹慎処分となった相内(2017年撮影)

 西武は20日、相内誠投手(26)と佐藤龍世内野手(23)の「無期限の対外試合出場禁止及びユニホーム着用禁止処分」を発表した。

 両選手は新型コロナウイルス感染拡大中の4月12日に球団からの「自宅待機及び不要不急の外出禁止」指示を無視して千葉県内のゴルフ場へ向かった。その途中、佐藤が運転する自動車が首都高速中央環状線山手トンネル内を法定速度を大幅に超過する速度で走行した違反行為に対するペナルティーを球団が科したもの。

 とりわけ今回が公には「3度目」の処分となった相内には同情の余地はない。

 2012年のドラフトで西武から2位指名された相内は仮契約後の12月4日深夜に東京湾アクアラインの木更津金田インターチェンジ付近で仮免許運転違反と速度超過の容疑で千葉県警に摘発された。これにより契約手続きは一時凍結され入団会見も欠席。球団からの無期限謹慎処分が明けたのは年が明けキャンプも終了した13年3月9日で、翌10日に一人だけの入団会見が行われた。

 しかし、翌14年1月、今度は未成年にもかかわらず都内で飲酒、喫煙をした事実が発覚。相内は「6か月間の対外試合出場禁止及び夜間外出禁止、ユニホーム着用禁止処分」が科された。
 今回の処分はそれ以来、3度目となるのだが、実はその間にもう一度、相内は自動車による自損事故を起こしている。

 それは2018年4月10日のイースタン・リーグ、日本ハム戦(メットライフ)前のことだった。高校通算111本塁打をマークした清宮幸太郎内野手の〝プロデビュー戦〟として注目されていたこの試合に先発予定だった相内は、この登板を自身の運転操作ミスにより緊急辞退している。

 試合前のアップを終えて第二球場からメットライフドームへ自らの運転で向かった相内だが、その途中で運転する乗用車をガードレールに衝突させる自損事故を起こし、急きょ、先発が南川へと変更になったのだ。

 コンプライアンスに厳しい西武がこの事実を公表してこなかったのは、相手のある事故ではなく相内個人の単独事故だったためだろう。しかし、本人には数試合の出場禁止、そしてその年1年間の運転禁止処分が球団から科されている。

 12年、14年、18年と今回で〝実質4度〟の大きなペナルティーを受けている相内は「日頃から応援していただいている多くの方に、ご迷惑をおかけすることとなり、大変申し訳ございません。深く反省しております。今回のスピードの出し過ぎやチームのルールについてのみならず、日常から年上の私が模範になるべきでした」と反省の弁を出しているが、今度こそ心を入れ替えて野球に集中してほしい。