SB千賀どうした2戦連続6失点炎上 迷走エースに工藤監督の助言は…

2020年08月19日 11時00分

7回途中6失点と打ち込まれた千賀

 ソフトバンクのエース・千賀滉大投手(27)がもがいている。18日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発した右腕は、初回から3イニング連続失点を喫すると、勝負どころの7回にも4連打を浴びて痛恨の3失点。自己ワーストの12安打を許して、2試合連続の6失点で2敗目を喫した千賀は「もう一度、自分の投球を見つめ直さないといけない」と悔しさをにじませた。

 何かがおかしい。春季キャンプで右ふくらはぎの違和感と右前腕の張りで離脱。コロナ禍による開幕延期で肉体的な不安はある程度解消されたが、パフォーマンスが上がらない。

 ここまで4勝をマークしているが、いまだ7回を投げ切ったゲームが1試合もなく、歯がゆい投球が続いている。前回11日のオリックス戦では守備で2失策した高卒5年目の川瀬を救えず、ふがいなさを痛感した。「今年一番、何とかしたいと思った試合でした。そういう気持ちがあったし、(自分の立場を)分かっているけど、それができなかった」。気持ちにパフォーマンスがついてこないジレンマに悩み続けている。

 迷走につながりかねない心理状態。悲壮なエースに工藤監督からは“考え込み注意報”が出されている。指揮官は過剰に自分を追い込みがちな性格の千賀を心配。「もがきながらも苦しみながらも、シンプルに考えろ」と助言を送り、さらに「一喜一憂するな。終わったことを考えても仕方ないんだから『ダメだ』とならず、次の1週間を頑張れ」と切り替えの大事さを説いた。

 エースとは孤独なもの。周囲に心配をかけることすら良しとしないのが千賀だが、良き理解者のアシストを得て復調できるか。