阪神・高橋遥が巨人・菅野と堂々投げ合い 前田幸長氏は侍入り推薦!「ボールのすごみは今永以上」

2020年08月19日 11時00分

巨人打線に相手に堂々の投球を見せた阪神・高橋遥人

 阪神の高橋遥人投手(24)が18日の巨人戦(東京ドーム)で今季2度目の先発マウンドに臨み、7回2安打1失点で敗戦。今季初先発だった前回6日(甲子園)に続き首位・巨人打線を3回まで無安打に抑え込むなど快投を見せるも、味方打線の援護なく0―1で初黒星を喫した。だが球界を代表する相手エース・菅野との白熱の投手戦は見応え十分。その投げっぷりで評価もうなぎ上りの若き左腕には、侍入りを期待する声が上がっている。 

 高橋は試合後「出来はそんなにいい方じゃなかった。それでも1点で抑えられたのは自信というか、粘れたかなって思います。(捕手の梅野に)うまくいろんなボールを使ってもらって試合がつくれたかなという感じです」と状態自体は納得の出来ではなかったことを明かした。特に岡本のアーチ後に与えた2者連続四球に「去年までならビッグイニングをつくられていたことをやってしまった」と反省が口をついた。

 それでも矢野監督は「菅野としっかり投げ合えたっていうのは中身はあった。打線が点取れなかったのが敗因にはなるけど、『あのピッチャーにどう勝つか』というのは遥人の中でも大きな自信になると思う」と評価。その実力を認めるからこそ、さらなる成長を求めた。

 許した得点は4回の岡本に浴びたソロによる1点のみ。菅野との投げ合いでは、高橋が降板した7回までに限るなら菅野の被安打は3、高橋は2だったように日本を代表するエースと堂々渡り合った。

 そんな高橋に対し、本紙評論家の前田幸長氏は「彼のボールには『すごみ』を感じます。速いだけの投手はいくらでもいるんですが『すげえな』と感じさせるボールを投げる投手はなかなかいない。左投手では今永(DeNA)よりもすごみのあるボールを投げている。それこそ今日投げ合った菅野や、千賀(ソフトバンク)が絶好調のときのようなボール。それだけのポテンシャルを持っているんだからぜひとも侍ジャパンで見てみたい投手ですよね」と日の丸を背負う素質は十分にあるとみている。

 昨年11月の「プレミア12」ではまさかの選出者0人と悔しさを味わった虎ナイン。チーム内からは「やはり寂しい」との声が上がっていた。コロナ禍による東京五輪の先行きの不透明さはあるものの、虎戦士が五輪の舞台で世界の強豪相手に躍動する姿を虎党は待ち望んでいる。

 若き左腕がそんな期待に応えることができるかは今後の活躍次第だ。