通算1500安打達成!中日・大島と東スポの〝不思議な縁〟

2020年08月19日 06時15分

通算1500安打達成のボードを掲げる大島

 中日・大島洋平外野手(34)が18日のヤクルト戦(神宮)でプロ野球127人目となる通算1500安打を達成した。8回に大下から遊撃内野安打を放って節目に到達。1番打者として2安打2四球3得点で8―3の勝利にも貢献した。1500安打はまだ通過点。その視線は、はるか先を見据えている。

 メモリアルヒットは大島らしい一打だった。8回、大下のシュートを捉えた打球は三遊間へ。遊撃手エスコバーの一塁送球よりも早く一塁を駆け抜け、見事に1500安打を達成。2010年3月27日の広島戦でジオから放ったプロ初安打も内野安打で「内野安打という形でしたのでボクらしいかなと思いました。チームのみんなも後押ししてくれましたしドラゴンズファンもヤクルトファンも温かい。今こういう世の中ですけど、声援じゃないけど熱い気持ちを感じました。ありがとうございました」とファンの歓声に笑顔で応えた。

 1364試合での到達は、大学と社会人を経てプロ入りした選手では1309試合の谷佳知(巨人)、1362試合の和田一浩(中日)に次ぐ3番目の速さ。11年目での1500安打達成は球団最速となるが、大島の視線は先を見つめている。「1500本で終わる気もないです。一つの目標としてまずは2000。2000打てば、その次というところを目指してやっていきたいと思います」とまだまだ打ちまくるつもり。さらに「ドラゴンズもまだまだ優勝をあきらめていないので最後まで頑張ります」と個人記録だけでなく、チームの逆転Vに向けたネバーギブアップの姿勢を自ら示してみせた。

 そのためにも欠かせないのがコンディションの維持だ。大島は中日ナインの中で誰よりも早く球場入りし、誰よりも遅く球場から帰る選手と言われている。試合前と試合後のトレーニングや調整を欠かさず行ってきた。今年は新型コロナ禍の影響もあってどの選手も体調管理に苦労してきたが「今年からは家にトレーニングルームをつくったので、家でトレーニングしています」。ステイホームトレーニングでグラウンドで戦うコンディションづくりを行ってきた。チームに故障者が続出する中でビシエドとともにずっと野手陣を引っ張ってきたのは陰での努力のたまものである。

 そんな大島だが実は自身の節目の年には本紙との不思議な縁を感じているのだという。「(東スポの)60周年の年に1500安打。ルーキーイヤーは(東スポ)50周年の2010年でした。何か縁があるかもしれませんね」とニヤリ。東スポが70周年を迎えるときには44歳になっている大島だが、そのときにはひょっとすると前人未到の大記録に挑んでいるかもしれない。