やられっぱなしでは終われない。巨人の主砲・岡本和真内野手が18日の阪神戦(東京ドーム)で、5試合ぶりとなる先制の17号ソロを放ち、難敵左腕から突破口をこじ開けた。

 得点どころか安打すら出ない展開の中、岡本が意地のひと振りだ。4回二死までチーム全体で出塁できたのは四球による1度だけ。6日の対戦(甲子園)では7回までで無得点、11三振を喫し、安打も3本に封じられた相手先発・高橋にまたしてもヒネられ続けた。

 今日もダメなのか…。そんな嫌な雰囲気を切り裂いたのが、本塁打キングを独走する岡本だった。外角高めに入ったツーシームを完璧に捉え、左中間スタンドまで運んだ。「何とか先に点を取りたかったので良かったです。いい感じで打てました」。その後もG打線は高橋を打ち崩せなかっただけに、より貴重な一打となった。