約2年ぶり一軍登板で…内海哲也はチームの救世主になれる⁉ 

2020年08月17日 11時00分

内海がいよいよ一軍のマウンドに帰ってくる

 ベテラン勢は低迷するチームの救世主になれるのか。巨人から人的補償で移籍したものの、昨季は登板ゼロに終わった西武・内海哲也投手(38)の一軍登板のメドがようやく立ったことが、話題となっている。同じ西武では14年ぶりに古巣復帰を果たした松坂大輔投手(39)の復活登板も待望されているだけに、この2人の動向には今後も注目が集まりそうだ。

 プロ17年目の内海は巨人から移籍した昨季、左前腕肉離れの影響もあり、一軍登板はナシ。2年連続最多勝(2011、12年)に輝くなどの実績を誇る巨人の元エースが人的補償で移籍したこともあって、その動向は注目を集めていたが、今季もここまで二軍暮らしが続いていた。

 だが、8月に入りチームは5年ぶりの7連敗を喫するなど低迷。特に投手陣は先発ローテーションの一角だった与座海人(24)が14日に登録を抹消されるなど苦しい台所事情のため、ベテラン左腕に白羽の矢が立ったという。復活マウンドは18日から始まる敵地でのオリックス6連戦が濃厚とみられている。

 とはいえ、今季の内海は二軍戦6試合に登板し、3勝2敗、防御率5・58。9日に行われたヤクルト戦(カーミニーク)では6回1失点と好投したが、7月2日の日本ハム戦(鎌ケ谷)では3回7失点と炎上している。一軍登板は巨人時代の18年9月14日DeNA戦以来、およそ2年ぶりとなる。

 果たしてチームの救世主となるような活躍は期待できるのか。それとも…。内海を知るチーム関係者によると「徐々に調子を上げ、本人のモチベーションも高いようですが、先発で継続して活躍するのは厳しいはず」とした上でこう続けた。

「ファームでは今季30イニング強で計18奪三振ですが、全盛期のように力で押す投球ではなく制球勝負なので、少しでもボールが甘いと一発を打たれてしまう。今季の被本塁打は7本で、イースタンの規定投球回数を上回る投手の中でワースト(16日現在)です。一軍登板ならある程度の失点は覚悟すべき。ただ、先発予定日の相手はオリックスでしょ。相手もチーム状態が悪いようなので、このところ調子が上がりつつあるウチ打線の大量援護があれば、相手次第では勝てるかもしれません」

 一方、内海と同じく復活が期待される松坂はどうなのか。だが、こちらは7月上旬の頸椎手術以来、大きな動きはない。

「リハビリ中のようですが、一軍復帰は早くても10月以降。もしかしたら今季の一軍登板はないかもしれない」とは前出関係者。
 多大な期待は禁物なようだが…。それでも2人はマウンドに立つだけで空気を一変させるだけの力を持っている。西武自慢の強力打線をもってすれば、劇的な復活白星がチーム浮上のきっかけとなるかもしれない。