ソフトバンク・石川が開幕5連勝!「負けない男」の2つの発奮材料とは

2020年08月16日 19時36分

開幕から無傷の5勝目を挙げた石川

「負けない男」がオリックス打線を封じ込めたソフトバンクの石川柊太投手(28)が、16日のオリックス戦(ペイペイ)で6回途中まで2安打無失点の好投で無傷の5連勝。チームトップの5勝目を飾った。自身の連勝は2018年からシーズンをまたいで10に伸ばした。

 この日は自己ワーストの7四死球を与えるなど制球に苦しんだ。6回二死満塁で球数が98球となったところで降板。それでも安打はわずか2本に抑え、ホームは踏ませず。プロ初完封を飾った前回1日の西武戦から連続無失点は14回2/3イニングとなった。

「イニングが行けなかったのが心残りというか反省ですね。0点で抑えられることができたというところだけが良かった。しっかり修正しないといけない」

 登板後は反省の言葉が並んだ。ただ疲労回復のため中14日の久々のマウンドだったことを差し引けば、合格点の投球だろう。

 規定投球回数には6回2/3足りないが、防御率はリーグ1位の楽天・涌井の2・38を上回る2・08。43回1/3を投げ53Kと抜群の奪三振率も誇る。

 降板後の石川に「ナイスピッチング」と声をかけた工藤監督は「久しぶりで少し自分のイメージ通りにいかないところもあったみたいですが、次は修正してくれると思います。彼のいいところは出ていて、しっかりゼロで抑えてくれた」と好投をたたえた。

 2つの発奮材料を胸にマウンドに立った。一つが創価大で1学年上の先輩であるヤクルト・小川が前日15日に記録したノーヒットノーラン。OBのグループラインで知った石川は「大学のころから、あの人は常にすごいので。率直にすごいなあと。誇らしいメンタルだった」と刺激を受けた。

 もう一つが、おなじみの「ももいろクローバーZ」だ。12日のテレビ西日本のスポーツ情報番組「ももスポ」では、初完封を飾った石川のインタビューが放送された。その最中にリモートでドッキリ乱入してきたのが、ももクロの中でも特に大ファンである〝あーりん〟こと佐々木彩夏だった。目標に掲げるスピードアップ賞を応援されるなど熱烈エール。これまでももクロの存在を大きなモチベーションとしてきた右腕が燃えないわけにはいかない。「今回は先にご褒美があったので。ハードルが上がってますが、頑張りたい。プレッシャーを力に変えたい」とマウンドに上がった。

 本人にとって大満足の投球とはならなかったが、きっちりチームに白星を運んだ右腕。チームの勝ち頭として頼もしい存在となっている。