巨人が低迷・中日に12年ぶりの屈辱負け 大野に2戦連続完投勝利献上

2020年08月16日 18時30分

巨人打線は大野の快投に沈黙

 巨人が最下位・中日を相手に12年ぶりの屈辱を喫した。1勝1敗で迎えた16日の中日戦(東京ドーム)、エース左腕・大野雄相手に2安打、10三振、1得点に封じ込まれ2戦連続の完投勝利を献上した。2戦連続で同一投手に完投勝利を許したのは2008年の山本昌以来。対策は急務だ。

「評論家に聞きなさいよ!」。報道陣に大野雄評を求められた指揮官は苦笑いしながらこう吐き捨てた。無理もない。この日のオーダーは5番・丸以外右打者をズラリ。登録抹消のパーラに代わり、2番には石川を入れるなど、完投で敗れた7日のテツを踏むまいと臨んだが、フタを開ければチャンスすら見いだせずに終わったからだ。

 1点ビハインドの2回に、丸が大野雄の失投を見逃さず、右翼スタンドへ10号ソロ。「コンパクトに振れました。すぐに追いつけて良かったです」とコメントしたが、ベンチが盛り上がったのはこの回のみ…。相手エースの鬼気迫る投球に手も足も出なかった。

 唯一の見どころは3点ビハインドの7回一死で主砲・岡本が左翼線二塁打。復調気配の丸、前日に通算200号アーチを放った中島へと続き期待は高まったが、丸は大野雄の初球、外角直球に力負けの二ゴロ。中島も内角151㌔の直球にどん詰まりの投ゴロに倒れた。

 大野雄による2試合連続完投での敗戦だけでなく、ロドリゲスにも2試合連続で好投を許すなど、最下位・中日相手に苦戦が続く。原監督は「なんか、我々の策の甘さというのがあるのかもしれませんね。選手は懸命にやっているわけですから。コーチがどういう指示、正しい指示を出していたのかというところがね…コーチに問いたいね」と矛先をコーチ陣に向けたが…。今のところ首位は安泰だが、油断はできない。