巨人・原辰徳監督から1年ぶりに飛び出した焼きごて発言 今回の“エジキ”は…

2020年08月16日 18時01分

原監督

 1勝1敗で迎えた16日の中日戦(東京ドーム)は、エース左腕・大野雄大に2安打1得点と抑えられ1―4で敗戦。2戦連続の完投を許した。

 同じ投手から再び味わう屈辱に、試合後の原監督は「なんか、我々の策の甘さというのがあるのかもしれませんね。選手は一生懸命にやっているわけですから。コーチがどういう指示、正しい指示を出していたのかというところがね…コーチに問いたいね」とコーチ陣へ苦言を呈したが、苦言以上のモノが飛び出したのは5回の守備について問われた時だった。

 無死一塁で6番・阿部が右前打。打球を処理した石川は一走者・高橋の三進を阻止すべく、三塁へダイレクトに送球した。これがセーフとなり、打者走者の阿部の二塁進塁も許して無死二、三塁。ピンチは広がり、結果的に京田、木下の連打で決定的な3点を失った場面だ。

 石川のこの判断に原監督は自身の首のあたりを指すと、こう語ったのだ。「自分が一人でいけると思っても、カットマンにボールだと。これはもう『焼きゴテつけてやっとけ』っていうふうに言ったんだけどね、(石川)慎吾には。外野手の基本中の基本だからね」

 なかなか野球では飛び出さない「焼きゴテ」というフレーズ。しかし、原監督は1年前にも使っていた。それは昨年4月14日のヤクルト戦。焼きゴテの〝エジキ〟となっていたのは、くしくも今回の先発・畠だった。150キロ近くのボールをいともたやすく打ち砕かれる様に、指揮官は試合後こう語っていた。

「(投球フォームに)クセが出ているね。その辺は私たちの責任でもあるし、本人もそこは自覚しないと。私も含め、担当コーチというものが『焼きゴテ』を入れるくらいの反省をしないといけないでしょうね」

 その場の感情で独特の表現を生み出す原監督だが、さすがに「焼きゴテ」は言った本人も驚きだったようで、後日、報道陣に「焼きゴテという言葉を使ったけどわかるかい?」と問うと、笑いながらこう補足した。

「ジイちゃんたちはよう言ったね。忘れちゃいけない、しっかり記憶しておけ、覚えとけ、とか、絶対だめだぞ! そういう時、そういう言葉を使った。俺も良く出たなと思った」

 ちなみに今回、敗戦投手となった畠に焼きゴテは入っていないが、「一級品のボールにはなっている。(でも)本番に弱い」と苦言を呈した。今後も大野雄との対戦は続いていく。原監督の焼きゴテがこれ以上入れられないためにも、対策は急務だ。